2011年

12月

18日

追悼 山本集

 画家の山本集が亡くなられたという。

 一度取材させてもらい、その後、関西突破塾でご一緒させていただき、パーティーに出席した。

 山本集は己の憤怒を鋭く抱えつつ死んで行ったと思う。そして、あの絵に現された郷愁と哀しみを、同時に抱えていたと思う。

 哀しみも怒りもなく、穏やかに生き、死ねれば、それが幸福だと思う。だが、それは追い求める甲斐もないほど不可能である。ならば腰を据えて怒りと哀しみに生き、死ぬ事も疑いなく正当な生であり死だ。

 社会化される怒りや哀しみなど偽物だ。山本集は、固有の怒りと哀しみの人であった。